2022年もそろそろ終わりを迎えます。
数か月前、急用で実家に帰る新幹線の中でふと思い立ったことがありました。
それはいつまでも頭の隅に引っかかったままで、まあしばらくすれば忘れるかな…と思っていたのですが何故か強くなるばかりでした。
来年、私の人形作りも細々でしたが干支を一周するくらい続き、一つの区切りを迎えます。
そのタイミングで次のやりたい事がこの、ふと思いついた事、なのかと気づきました。
それが福島県で作られていた根子町人形の再現です。
福島県生まれでもあるので、福島の土人形はこの根子町人形(江戸末期~)だけで、(福島県史・玩具 S42.3)どんなものなのかと以前からから気になっておりましたが情報も少なく、福島に何故土人形が無いのか…と思っていました。(東北には各県で土人形が作られ今も存続されています)
以前から作りたいと思っていたので試みたことがあったのですが、その頃はまだまだ製作技術も土人形というものについての知識もなく、すぐに無理だと思い諦めてそのままにしていました。(型も作ってはみたものの納得のいくものではありませんでした)
福島に人形関係のつてもなく、どこかの研究会にも所属しておらず、福島に住んでいないので情報も少ないかもしれません…。自身もまだまだ未熟でどこまでやれるかわかりませんが、実際動いてみないとできるか否か判らない、ということで、途中で終わっても一つの自分の経験となる、という気持ちで取り組んでみようと思っています。
そして将来、もし出来ることなら私だけで終わらず、これから先も製作し続けられる仕組みを作っていければ…とも思っています。
とてもとても長い道のりになりそうです…。
このブログでは根子町人形の資料や製作について少しずつ書いていく予定です。
この活動の記録が少しでも次の作り手を生むきっかけや情報として活用されるといいなと思います。
そして何より福島の土人形、根子町人形を広く知ってもらえればとても嬉しいです。
これからよろしくお願いいたします。
次回は根子町人形について、です。
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