焼成まで終わり、(とりあえず壊れない程度に…。)次に和紙を貼る工程にいきます。
報告書には薄い和紙、としか書いていなかったので、どの程度の厚さの和紙なのか、どんな種類のものだったのか、などはっきりとはしておらず、実物を見て後ほど確認するのですが、とりあえず色々な可能性の中で、当時手に入りやすく手頃なものを使ったと思われるので、反古紙(ほごがみ)を使用します。もちろん新しい和紙という可能性もあるのですが、彩色して見えなくなるので、わざわざ新しい和紙を使うかどうか、というところで、私だったら手頃なものを使うと考え今回は反古紙を使います。
ここで今度は和紙をどのような方法で人形に接着するか、です。三春人形(張子)と非常に似ている、影響しあっていたとの可能性もあると記述があったので、張子で使用する小麦粉糊、といいたいところですが、今回は手頃なやまとのりを薄めて使い貼っていきます。(課題だらけです………。)
根子町は粘土が脆かったので和紙を全体に貼っていたということなので、足元のみと首までの二種類を製作。底の部分と胴体の和紙も同じものか違うものかの確認もしていませんが今回はそのまま同じもので貼っていきます。なるべくシワを作らないよう貼っていきます。乾燥させ次は胡粉を塗る作業です。
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