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根子町人形を再現してみる(15)

今回は根子町人形・天神の再現をしてみました。

 

染料など全体的に剥離していてそのままの再現は難しいので、他の資料にある同じ型から作られた天神や、他の型での天神などを参考に絵付けをしました。

 

 

和紙を貼る部分について少し細かく載せてみました。

最初から糊をつけて人形に貼ろうとすると和紙が毛羽立ち手についてしまうので、水で濡らしたものをしっかり貼り付けてから糊を上に塗る程度でいいようです。素焼きなのですぐに和紙が乾燥してしまうので、濡らしながらしっかり貼り付けます。

染料の赤がすこし強いかとも思いますが、当時はこのくらいの艶と鮮やかな色が出ていたのだろうと思われます。

100年以上経つと味のある渋みの増した人形になりますが、江戸時代末期にはこの鮮やかな人形を見て癒されていたのでしょうね。

再現することで当時の人が見ていたであろう人形の彩を窺い知る事ができました。