根っ子町人形のイラストを四点描いてみました。
根子町人形は堤人形の工人から技法を学んだといわれており、絵付けもその影響を受けているようです。
春駒の着物の袖の部分は「白梅に松葉くずし」で、堤人形にも描かれています。
(福島県立博物館収蔵)
こちらは鯛乗り恵比須。
鯛乗り恵比須は福島県立博物館、福島市郷土資料室どちらにも収蔵されている人形ですが、絵付けが少し違っています。
こちらは郷土資料室に収蔵されているものを描いてみました。
こちらも博物館、郷土資料室にいずれも収蔵されています。(郷土資料室に収蔵されているものを描きました)
同じ恵比須でも鯛乗り恵比須とはデザインが違うので型の製作者は別と考えられます。(背面も鯛乗り恵比須は作り込まれ、亀乗り鯛かつぎ恵比須は扁平です)
文化財調査報告書では製作は鯛乗り恵比須は前期、亀乗り鯛かつぎ恵比須は中期とあります。
前のブログにも書いたので省きます…。
絵付けの柄について、白梅に松葉くずしの他に「井桁くずし」、「古代雲」、「蕨手様」などがあり、調査報告書には根子町独特の模様と記されています。
模様をまとめたらまたブログに載せておきます…。
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