彩色にはいります。
現在使用できて手に入るもので描いていきます。
・胡粉(白)
・蘇芳(赤)、
・きはだ(黄)
・墨(黒)、
・緑青(緑)、
・群青(青)、
と六色。
蘇芳、きはだは染料、緑青・群青は水干絵具で近い色で代用しました。きはだの他、顔料での黄色も使用されたと思われるので、代わりに近い色の水干絵具を使用。(きはだが使われていたかははっきりしませんが、蘇芳の下地に使用すると蘇芳が薄くても発色がよくなるので個人的に使用してみることにしました。)青については藍が使われていた場合もあるので、次回はそちらを使おうと思います。
蘇芳は煮だして膠と混ぜ何度か塗り重ねます。(技術的なものかもしれませんがもう少しムラなく出来るといいですね……。)
墨は塗った後に膠水を塗ります。墨を使うのは初めてで(黒も普段は水干絵具を使っています)やり直しがきかないので慎重になりましたが、何とか再現第一号が出来上がりました。
今回、目の部分が根子町人形の特徴の一つでもある「太目」を意識しましたが、もう少し太くてもいいかもしれない、など細かい反省点があるものの、初めてにしては頑張ったと思います(笑)………。
そして、実際に福島県立博物館で閲覧させていただいた時に私の作成したものと当時の春駒と一緒に写真を撮らせていただきました。(そちらの写真は後ほど掲載できれば………。)
実物と確認して訂正部分も分かってきたので、これから作り直していきたいと思います。
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